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ヴァイオリンの練習

 昨年はヴァイオリン(弾くほう)の練習、バッハとベートーヴェンの『スプリング・ソナタ』だけで一年を過ごしてしまいました。
 ベートーヴェンのソナタ5番(「スプリング」)はさすがに名曲でしたね。一年こればかり弾いてもまったく飽きませんでした。技術的には平易ですが、全曲中では有名な冒頭の流れるようなフレーズが一番難しかったです。
 あと一年続けたとしても一向に平気でしたが、さすがに限られた人生、終わる前に他にも弾いてみたい曲はあるので、今年は元日から新しい曲に取り組んでいます。
 ブラームス、ルクー、ベートーヴェンときたので順序からしても今回はフランコ・ベルギー方面の曲で、ラヴェルの遺作ソナタ、王道のフランクとも迷いましたが、結局個人的な嗜好を優先してピエルネのソナタを選びました。
 これはかなりマイナーな曲なんですが素晴らしく美しい傑作で、フランス系のウァイオリン・ソナタの中ではルクーに次いで好きな曲です。耳で聴く限り、けっこう難しそうだったので後回しにしてきましたが、楽譜を見て弾いてみるともしかしたら『スプリング』より易しいかもしれません。音の並びが素直で、意外ととっつきやすい印象です。CDなどで知っているつもりになっていた曲でも楽譜を見て弾いてみると全然違う印象で、音符の並びが奇抜だったりして戸惑うことが多いのですが、これはそのまま「耳コピ」でも弾ける感じでした。
 正月三が日で第一楽章をざっと見てみました。なんとか音にすることはできましたが、楽譜に指使いがほとんど記されていないので、自分なりの指使いを考えて書き込んだりするのにけっこう時間がかかっています。まあそれも非常に楽しくて、夢中になってしまいました。
 今年はこの曲と戯れつつ、今までにさらった曲を弾き込んだりして過ごしたいと思っています。

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by blumfeld68 | 2022-01-03 21:33 | ヴァイオリン | Comments(0)

猫と暮らす日常雑事の備忘録です。ヴァイオリンを弾いたり造ったり、洋書を読んだり、野菜を育てたり、釣りに出かけたりして暮らしています。


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